今回ご紹介するのは涼川りんさんの『あそびあそばせ』です!
2018年にアニメ化され話題にもなったのでそれで知っているよという人も多いと思います。
何度読んでもおもしろい最高のギャグ漫画ですので、アニメは見たけど原作は読んでないよという人や、今回初めて知ったという人にもぜひ興味を持っていただけたらと思います。
あらすじと見どころの紹介
ホワイトデーなので華子がペガサスになって昇天する話を載せます① pic.twitter.com/nPBfSsAgYR
— 涼川りん (@R_Suzukawa) March 14, 2021
転校生のオリヴィアちゃんは、日本の「あそび」に興味津々。転校生の面倒を見ることになった華子は、あそび大好きなオリヴィアの行動に振り回されっぱなし。そんな中、英語が得意になりたい香純ちゃんは、一緒にあそぶ代わりに英語を教えてもらおうとして…? 美少女3人のちょっぴり笑えるお遊戯コメディ、ご覧あそばせ♪
『あそびあそばせ』は「遊び人研究会」(通称あそ研)を立ち上げた華子、オリヴィア、香純の3人がさまざまな遊びを通して仲を深めていく姿を描いたギャグ漫画です。
勉強はできるけど頭のネジが飛んでいる華子、美少女だけど頭すっからかんなオリヴィア、恥ずかしがり屋でBL小説好きの香純とかなり個性の強いメインキャラクターが繰り広げるシュールで狂気的な展開がこの作品の魅力。
特に印象に残るのは華子を中心に描かれる変顔・顔芸で、その独特な表情はかわいらしい絵柄とギャップがありすぎるため「表紙詐欺」と言われてしまうほどです(9巻の表紙からは本編の内容にあったお洒落でカッコいい表紙になっているのでぜひその変化も楽しんでください)。
引用:涼川りん『あそびあそばせ』第1巻9話
この作品のストーリーは誰かの突飛な発想や暴走によって進んでいくのですが、ツッコミのできるキャラクターが少ない(常識人でもあまりツッコもうとしない)ので暴走したまま話がどんどん、どんどんカオスな方向へと進んでいきます。
想像もしていなかった意外な方向へと暴走していく物語、そしてその中でのテンポのいい掛け合いはワードセンスの良さもあっていくら読んでも飽きることがありません。
またメインとなる3人以外にも魅力的なキャラクターがたくさんいます。
物語が進んでいく中であそ研は生徒会、超常現象科学部、新聞部、美術部などと知り合っていくのですが、登場するキャラクターの全員がこの学校本当に大丈夫なの?と思ってしまうレベルで個性的、または危険人物です。
しかしそのクセの強い新キャラクターが登場することによってメイン3人がより深堀りされていったり、新たな交友関係が生まれることによってすれ違いができていったりと、おもしろさが増していくのもこの作品を何度も読み返したくなる理由だと思います。
ぜひみなさんも美少女たちのかわいさと狂気・シュールが混在するこの作品を楽しんでいただけたらと思います!
ピックアップ・キャラクター
これ以降ネタバレ要素があるので、紹介だけで作品を楽しみたい人は注意してください!
『あそびあそばせ』で紹介したいキャラクターは生徒会長です!
生徒会長は1巻から登場しているキャラクターで普段の生徒会の仕事だけではなく、あそ研の問題行動に振り回されるためストレスをため込んでしまう苦労人です。
話によっては諸悪の根源であるあそ研への仕返しを計画したり、ストレスのせいかかなりはっちゃけた姿を見せたりすることもあります。
引用:涼川りん『あそびあそばせ』第3巻31話
また、あそ研の3人は登場キャラクターが増えると彼らと友好的な関係を築くことが多いのですが、上記の通り彼らはかなりクセがあるので生徒会長はキャラクターが増えれば増えるほど何かしら問題行動の被害にあってしまいます。
しかしそうした問題児たちの行動に悩まされている苦労人というポジションと『あそびあそばせ』の中では貴重なツッコミのできるキャラクターもあって、生徒会長は読者から愛されている人物でもあるのです。
私も彼女の仕返しをしようとしたり、自分の保身のために動いてしまうところが人間らしくて応援してしまっています。
最新12巻でも生徒会長はさまざまな危機に陥り笑わせてくれました。ぜひぜひみなさんも生徒会長の戦いを見て、笑っていただければと思います!
以上『あそびあそばせ』の紹介でした!
美少女たちによる笑いどころ満載のお遊戯ギャグ漫画をぜひ楽しんでいただけたらと思います!