今回ご紹介するのは横田卓馬さんの『ポンコツ風紀委員とスカート丈が不適切なJKの話』です！
ポンコツ風紀委員とスカート丈が不適切なＪＫの話（１） (シリウスコミックス)
『ポンコツ風紀委員とスカート丈が不適切なJKの話』は『背すじをピン!と〜鹿高競技ダンス部へようこそ〜』や『すべての人類を破壊する。それらは再生できない。』などの代表作がある横田卓馬さんの描くラブコメディです。
とにかくかわいい登場人物たちによるやり取りをぜひ楽しんでもらえればと思います！
そんな『ポンコツ風紀委員とスカート丈が不適切なJKの話』をおすすめしたいのはこんな人！
- ポンコツとチョロインによるラブコメを楽しみたい人
- ギャップや癖のあるキャラクターが好きな人
- テンポのいいコメディで笑いたい人
あらすじと見どころの紹介
ポンコツ風紀委員とスカート丈が不適切なJKの話
1ページ目 pic.twitter.com/Ud3MAXVg0u— 横田卓馬 (@kyooteta) October 8, 2019
『すべての人類を破壊する。それらは再生できない。』（KADOKAWA）の横田卓馬、最新作！
度が過ぎるほど“マジメ”な風紀委員・桜大門くんの日々の役目は、校門当番として生徒たちの服装をチェックすること。
彼がいつも注意するのは、髪の毛が明るくミニスカートな“問題児”小日向さん。
口うるさい桜大門くんを嫌がる彼女だったが、彼が実はかなりの“ポンコツ”であることを知ってしまい…！？濃すぎる“委員会”のメンバーたちに振り回される“デキ女”ヒロインが可愛い、ショートラブコメ！！
『ポンコツ風紀委員とスカート丈が不適切なJKの話』は風紀委員なのに頭が固くてポンコツな桜大門くんと、ギャルでキラキラネームの小日向微笑（ポエム）さんの二人がメインのラブコメディです。
超が付くほどの堅物でどこか周りとズレている桜大門くんにツッコミを入れていく小日向さん。最初は自分の服装を注意してくるウザい奴だと思ってたけれど、自分の想いをストレートに言葉にしてくる彼にだんだんと惹かれていってしまいます。
この作品の一番のよさは何といってもこの二人のやり取りです！
恥ずかしいセリフも臆することなく言葉にしていく桜大門くん、彼の言葉に赤面しながらツッコむ小日向さんは永遠とニヤニヤしながら見守ってしまいます。
特に小日向さんの照れた姿はめちゃくちゃかわいい。桜大門くんに「かわいい」と言われただけで恋に落ちてしまうレベルでちょろい小日向さんは作中での赤面シーンが非常に多く、恥ずかしさを誤魔化すために叫んだり桜大門くんに腹パンしたりとその反応もバリエーション豊かで見ていて飽きません。
また、その他の登場人物たちも個性が強くておもしろいです。
『ポンコツ風紀委員とスカート丈が不適切なJKの話』の世界ではなぜか委員会に属している者は変人という法則があります。桜大門くん以外にも保健委員、図書委員、生徒会長とみんな一癖も二癖もあったり意外なギャップがあったりとネタの宝庫のようなキャラクターばかりです。
そんな彼らが活躍することによっておこるドタバタ劇は本当にテンポがよくてずっと笑いが止まりません。
ぜひ読む際にはそんなキャラクターたちの個性を楽しんでもらえたらと思います！
ピックアップ・キャラクター
これ以降少しネタバレ要素があるので、紹介だけで作品を楽しみたい人は注意してください！
『ポンコツ風紀委員とスカート丈が不適切なJKの話』でピックアップするキャラクターは図書委員・月島聖一です！
月島くんは極度の図書室（うち）弁慶で、図書室で本に囲まれているときは物語の王子様のようにあまーい言葉を紡ぎだすキザなイケメンなのですが、図書室から一歩出ると腹黒で皮肉屋な水木しげるタッチの男に変わってしまうのです。
『ポンコツ風紀委員とスカート丈が不適切なJKの話』に登場するキャラクターは基本的に優しくて純粋なのですが、月島くんは珍しく腹黒さが個性となったキャラクターになっています（もちろん根の悪い奴ではありません）
桜大門くんや小日向さんをはじめとする登場人物たちがニヤニヤしてしまうラブコメディを繰り広げる中、月島くんがいると切れ味の鋭い笑いもぶっこんできてくれるので飽きることなく楽しむことができます。
また、個人的にツボだったのが図書室の外に出た状態での口調です。「ぁたす？」「嫌いだなぁ～～～」とミミズの這ったようなフォントのセリフは図書室でのキザなセルフとギャップがありすぎて何度読んでも笑ってしまいます。
ぜひ皆さんも月島くんのイケメンで甘い言葉とブラックで皮肉な言葉の両方の虜になっちゃってください！
以上、『ポンコツ風紀委員とスカート丈が不適切なJKの話』の紹介でした！
7月8日に最新7巻が発売されたばかりのこの作品。ぜひ多くの人に楽しんでもらえたら嬉しいです！