今回ご紹介するのはもちオーレさんの『悪いが私は百合じゃない』です!
もちオーレさんは『出会い系サイトで妹と出会う話』『ゆりなつ -民宿かがや-』などの百合漫画を世に出してきた作家さんです。
今回の『悪いが私は百合じゃない』も百合ハーレムラブコメ作品になっており、百合好きの人はもちろん、ラブコメ好きの人にもたまらない作品になっています。
『悪いが私は百合じゃない』をおすすめしたいのはこんな人!
- ラブコメ百合漫画が好きな人
- 個性豊かなキャラクターに登場してほしい人
- 主人公がクズ寄りな性格の作品が読みたい人
あらすじと見どころ・感想の紹介
惚れられて惚れられて惚れられまくる! ガールズ・スキンシップコメディ!
Twitterフォロワー15万超著者の話題作。
担任の男性教師に恋をしている藤堂いつみは、ある日いけないサイトで惚れ薬を入手し、担任に飲ませようとする。
しかし、真面目で堅苦しい美人学級委員長やヤンキー女子に飲まれてしまったから、さあ大変!
男性教師に惚れ薬を飲ませようとした藤堂いつみ。しかし誤って惚れ薬を飲ませてしまった女子生徒たちから交際や結婚を迫らせ、いつのまにか百合ハーレムになっているという物語です。
前述の通りこの作品は百合漫画が好きな方もそうですがラブコメ好きの方でも十分に楽しめる作品になっています。
この作品の魅力は個性豊かなキャラクターによってハーレムが作られていくところでしょう。
惚れ薬の影響を受け主人公と関わっていくキャラクターは委員長、ヤンキー、オタク、体育会系、後輩などなど。その全員が魅力的でかわいいので、きっと読んでいてお気に入りのキャラクターができるはずです。
また彼女たちはさまざまな方法で主人公にアプローチしていくのですが、その方法は自分の特徴を生かしたものであったり、ギャップがあるものだったりと読んでいてワクワクするものばかりです。そうしたアプローチ1つ1つにも主人公がテンポよくツッコミを入れていってくれるので、キャラクターの個性がこの作品のコメディ面も引き立たせていると思います。
主人公の性格もこの作品では重要なポイントです。
主人公・藤堂いつみはヒロインたちに迫られる中でも「クラスで人気者の委員長や恐れられているヤンキーと付き合えば私もチヤホヤされるのでは?」とか考えてしまうゲスい性格をしています。
ハーレムコメディで主人公が真面目過ぎると身動きが取れなくなりおもしろくなくなることもあるので、彼女のような小物感のあるゲスさは作品のテンポとも合っていていいなと思いました。
また彼女は顔芸をやったり拳が顔面にめり込む通称・ジャイ〇ンパンチを受けたりと、なかなかひどい目にもあっているので多少のゲスさは許せるキャラクターになっています。
ピックアップ・キャラクター
これ以降少しネタバレ要素があるので、紹介だけで作品を楽しみたい人は注意してください!
『悪いが私は百合じゃない』には本当に多くの魅力的なキャラクターが登場するので誰を紹介するか悩んだのですが、今回はヤンキーの神定日葵を紹介しようと思います!
彼女は普段から藤堂いつみをパシリにしている長髪オールバックのヤンキーです。いつみの持っていた惚れ薬入りのキャラメルマキアートをカツアゲし飲むことによって惚れ薬を摂取してしまいます。
日葵の魅力はなんといってもギャップです。普段の荒々しい言動と間接キスだけで結婚を迫るような初心さのギャップがとてもかわいらしいです。「ヤンキーが実は初心な乙女だった」という設定はよく目にするものですが、やはりその破壊力はバカにできません。
また惚れ薬の効果が切れた後、いつみに対して素直になれない姿なども見ていて思わず応援したくなります。
2巻ではそんな日葵にいつみを取り合うライバルや親友も登場します。今後彼女とその他のキャラクターたちがどのように作品に関わってくるのか、彼女が髪を下した姿は見れるのかなど楽しみで仕方ありません。
以上、『悪いが私は百合じゃない』の紹介でした。
2巻までに多くのキャラクターが登場し、今後の展開にも目が離せない作品です。
興味を持った方はぜひ読んでみてください!