次にくるマンガ大賞

「次にくるマンガ大賞2021」ノミネート作品からおすすめの紹介【コミックス編】

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「次にくるマンガ大賞2021」のノミネート作品が発表されました！

次にくるマンガ大賞　2021

 

コミックス部門から40作品、Webマンガ部門から60作品がノミネートされ、いったいどの作品が大賞に輝くのか今から楽しみです。

残念ながら私が一番推していた『潮が舞い子が舞い』はノミネートされず、昨年の『僕の心のヤバイやつ』に続き2年連続での推しの大賞受賞とはなりませんでした。

しかし！　私の好きな作品や注目している作品は多くノミネートされましたので、今回と次回の2回に分けていくつかの作品を紹介したいと思います！

あくまで個人的に好きな作品の紹介で大賞作品の予想等ではないので注意してください。

 

今回はコミックス部門にノミネートされた作品からの紹介です！

コミックス部門ノミネート作品一覧

『アオのハコ』『甘神さんちの縁結び』『ウィッチウォッチ』『ウマ娘 シンデレラグレイ』『うるわしの宵の月』『往生際の意味を知れ！』『【推しの子】』『お近づきになりたい宮膳さん』『女の園の星』『観音寺睡蓮の苦悩』『久保さんは僕を許さない』『恋に無駄口』『琥珀の夢で酔いましょう』『SAKAMOTO DAYS』『ざつ旅-That's Journey-』『シャングリラ・フロンティア～クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす～』『少年のアビス』『数学ゴールデン』『戦隊大失格』『葬送のフリーレン』『総理倶楽部』『対ありでした。 ～お嬢さまは格闘ゲームなんてしない～』『チ。ー地球の運動についてー』『杖と剣のウィストリア』『Thisコミュニケーション』『桃源暗鬼』『トリリオンゲーム』『逃げ上手の若君』『ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット』『履いてください、鷹峰さん』『破壊神マグちゃん』『ヒラエスは旅路の果て』『ふたりエスケープ』『僕とロボコ』『星屑テレパス』『またぞろ。』『メダリスト』『黙示録の四騎士』『焼いてるふたり』『私の推しは悪役令嬢。』

 

 

『ウマ娘 シンデレラグレイ』


ウマ娘 シンデレラグレイ 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

寂れたカサマツの地に現れた、ひとりの灰被りの少女。後に“怪物”と呼ばれるその少女は、どこを目指して疾るのか――。地方から中央の伝説へ。青春“駆ける”シンデレラストーリー、遂に出走!!

引用：ウマ娘 シンデレラグレイ｜ヤンジャン！｜週刊ヤングジャンプの公式マンガアプリ

 

漫画・久住太陽さん、脚本・杉浦理史さん、漫画企画構成・伊藤隼之介さん（原作：Cygames）の制作陣で連載されている『ウマ娘 シンデレラグレイ』は「ウマ娘 プリティーダービー」というかつて名勝負、伝説のレース、偉大な記録を生んだ競走馬の名前を受け継いだ「ウマ娘」たちが織りなすクロスメディアコンテンツの中の1つの漫画作品です（引用：ウマ娘 プリティーダービー 公式ポータルサイト｜Cygames）。

ウマ娘と言えばアニメやゲームアプリの印象の方が強い人もいると思いますが、オグリキャップを主人公にした『ウマ娘 シンデレラグレイ』は他の作品よりもスポ根の要素が強くなっており、競馬をよく知らない人や美少女化が苦手な人でも楽しめる作品だと思います。

 

オグリキャップは「芦毛の怪物」「平成三強」（オグリキャップ、スーパークリーク、イナリワン）と呼ばれた競走馬で、多くの名勝負を残してきた伝説的な名馬です。オグリキャップの地方競馬から中央に移籍し最強の座を手にしたシンデレラストーリーは多くの競馬ファン、そしてそれまで競馬を知らなかった人までも魅了しました。

『ウマ娘 シンデレラグレイ』はそんなオグリキャップの史実をもとにした作品なのですが、久住太陽さんの迫力のある絵も合わさり１つ１つのレースやライバルたちとの激闘が本当に熱くて読んでいて手に汗握る展開ばかりです。

 

もちろん、オグリキャップをはじめとする当時の競走馬たちのの史実を知っていれば、レースの結果などはわかってしまうかもしれません。しかし、擬人化されたウマ娘だからこそ描ける彼女たちの想いやレース中の意地と意地のぶつかり合いには目が離せなく緊張感があります。

また、アニメやゲームアプリではおなじみの競走馬の史実をもとにした小ネタ（例：オグリキャップの大食いキャラ）も多く描かれており、笑いも交えながら作品を楽しむことができるのも人気の要因だと思いました。

 

私も実は競走馬の史実を調べたり過去のレース映像を見たりするのが大好きなので、この作品の熱い展開や小ネタにはいつも楽しませてもらっています。

競馬が題材ということもあり手を出しにくく感じる人もいると思いますが、競馬を知らなくとも十分に楽しめる作品なのでぜひ一度読んでみていただけたらと思います！

 

 

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『女の園の星』


女の園の星（１）【電子限定特典付】 (FEEL COMICS swing)

「声を出して笑った」の声、続出!!!
漫画賞総ナメ『夢中さ、きみに。』の和山やま初連載！

ある女子校、２年４組担任・星先生。
生徒たちが学級日誌で繰り広げる絵しりとりに翻弄され、
教室で犬のお世話をし、漫画家志望の生徒にアドバイス。
時には同僚と飲みに行く…。

な～んてことない日常が、なぜこんなにも笑えて愛おしいんでしょう!?
どんな時もあなたを笑わせる未体験マンガ、お確かめあれ！

引用：新刊コミック‐フィール・ヤング｜FEEL YOUNG

 

和山やまさんの『女の園の星』はこれまでに「このマンガがすごい！2021」オンナ編第1位、「マンガ大賞2021」第7位など多くの賞を受賞・ノミネートされているので、読んだことはなくてもタイトルは知っているという人も多いのではないでしょうか。

 

物語の舞台は女子校で、国語の教師として働く星先生とその周りで流れていくなんてことない、ありふれた日常が描かれている作品です。

そう、ただの日常なんです。先生と生徒のやり取りや同僚との会話といった山場のない淡々とした物語なのに、１つ１つのセリフや独特な間に釣られて気づくとクスっと笑ってしまっているんです！　そしてそのシュールな笑いにじわじわとハマって何度でも読み返したくなってしまうという不思議な漫画になっています。

また、登場するキャラクターもちょっとクセがあってイイ。

星先生のような普段は淡々としたキャラクターが唐突におもしろいことをボソッとつぶやいたり、能天気そうな同僚の先生が意外な悩みを抱えていたりと読んでいて飽きることがありません。

 

シュールな笑いや絵柄から好き嫌いの別れる作品だとは思いますが、ぜひ試し読みなどを利用して作品の雰囲気やおもしろさを知っていただければと思います！

和山やまさんの前作である『夢中さ、きみに。』も人気の作品なので、『女の園の星』を読んで気に入った人はぜひチェックしてみてください！

 

 

 

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『ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット』


ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット 1巻 すべてが猫になる 【kindle限定特典付き】 (ブレイドコミックス)

世界は、猫に支配された。
人間を猫に変えてしまうウイルスによりパンデミックが発生。人類は猫に襲われ、次々と猫になってしまう。これは多くの仲間を猫にされた男の、世界を取り戻す戦いの記録――。全地球待望のキャットフルホラー、爆誕。

引用：ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット１｜マッグ・ガーデン

 

原作・ホークマンさん、作画・メカルーツさんの『ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット』は人間が猫になってしまうウイルスによるパンデミックを描いた作品です。

ウイルスによるパンデミックといえばバイオハザードシリーズのように人間がゾンビになってしまう作品のイメージが強いですが、『ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット』ではかわいらしい猫になってしまうというのが特徴です。

 

この作品で1番おもしろいと思うのは主人公たちが大の猫好きというところだと思います。

主人公をはじめ登場人物の多くは猫のことが大好き。そんな彼らを大勢の猫たちが追いかけまわし、主人公たちは涙を流しながら猫たちから逃げるというのは天国でもあり地獄でもある不思議な状況です（現実で大勢の猫に追い回されたら結構怖いような気もしますが笑）。

ゾンビであれば必死に逃げるだけなのに相手が猫だと「猫ちゃんと戯れたい！」という気持ちを抑えながら逃げなくてはならないという普通のパンデミック作品では描かれない気持ちの揺れ動きが読んでいて笑いを誘います。

 

また、これは猫好き人間たちの物語なのでゾンビ映画のように猫がバッタバッタと倒されるようなことはなく、血が飛び出すような描写もありません。あったとしても猫の嫌がることを利用して逃亡ルートを確保するくらいです。

猫ちゃんが必要以上にいじめられることがないというのも安心して読めるポイントだと思います。

メカルーツさんの描く猫は本当にかわいいですし、猫好きによる猫好きのための豆知識も豊富なので猫漫画が好きだよという人はぜひ読んでみてください！

 

 

 

 

以上、「次にくるマンガ大賞2021」コミックス部門でノミネートされた作品からのおすすめの紹介でした！

本当はもっとたくさんの漫画をご紹介したいのですが、今回は40作品の中から3作品をピックアップさせていただきました。他の作品もおもしろい漫画ばかりなので興味を持った作品があればぜひチェックしてみてください！

また、次回はWebマンガ部門にノミネートされた作品からおすすめ作品を紹介したいと思います。お楽しみに！

 

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